一般社団法人まちの保健室

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冷たい?固い?今日のおっぱいの状態、気にしていますか?

冷たい?固い?

今日のおっぱいの状態、気にしていますか?



あなたは毎日おっぱいを触っていますか?自分のおっぱいをチェックしてケアする習慣がつけば不調のサインも早く発見できるようになります。おっぱいケアのポイントを専門家メノポーズカウンセラー/セラピストの宮地一実さんに伺いました。
 

おっぱいケアのメリットは胸だけにあらず。全身に良い影響を及ぼします。

おっぱいケアをすることで「病院に行くほどではないけれどつらい」という女性特有の症状を改善することができます。
おっぱいは表面積が広く、ほとんどが脂肪のため冷えやすくなっています。その内部にある血管とリンパ腺は心臓に近く、冷えると全身の血流に影響します。現代の女性は運動不足、ストレスなどにより、呼吸が浅く、おっぱいに疲労物質が蓄積され冷えて硬くなる方が多くなっています。

胸を開いた呼吸を心がけ、おっぱいの血液とリンパの流れをよくすれば全身が温まりホルモンバランスが整います。
さらに、肩こりや頭痛の軽減、月経痛・排卵痛・PMSの改善、おっぱいの大きさ・形が変わる(整う)、顔、首のたるみの解消、美肌を作る、乳がん、乳腺症などトラブルの予防と早期発見、更年期の不定愁訴の改善などの嬉しい効果が見込まれます。

お風呂上りに毎日3分でOK!無理なく続けてふわふわおっぱいに

おっぱいケアの目的は、おっぱい周辺の血液やリンパの流れを改善して、おっぱいの脂肪に栄養と酸素を届け、老廃物も排出することで柔らかな脂肪を作り、温かくふわふわなおっぱいに整えること。そのやわらかさを持続させることです。

基本的なやり方は

  1. 胸を開いて呼吸をする
  2. 胸鎖乳突筋(耳の後ろの部分から鎖骨につながっている筋肉)に沿って上から下へ撫でる(左側→右側)
  3. 中指と人差し指で鎖骨部分を内側から外側へ流すように撫でる(左側→右側)
  4. 肩甲骨の下側からおっぱいを脇から中央にかきあげる(左右それぞれ)
  5. 両手でおっぱいを少し中央へ寄せるように持ち上げ、上下にポンポンと軽く揺らす
  6. 両胸の真ん中にある膻中(だんちゅう)という女性ホルモンの働きを整え、バストアップにも効果的といわれているツボを中心にさすります

デコルテから胸まで動かすことで大胸筋が鍛えられ血行が良くなり、温かくなってきます。
できればブラを着けず裸の状態で、ボディオイルなどで滑りをよくしてから行うと効果的なため、お風呂上りがおすすめです。時間は3分くらいでOK。無理なく続けることが大切です。


おっぱいの状態は身体からのサイン。おっぱいのチェックをしましょう

生理前になるとおっぱいが張って痛い、つらいという方も多いと思います。おっぱいは生理周期で大きさも張りも変わります。また、体調や睡眠時間、ストレスなど心身の状態にも左右されます。おっぱいに触れることで今の心身の状態に気づきます。

【硬さと動き】健康なおっぱいは360度自由に動くもの。やわらかさや張っているかどうかをチェックして。
【痛み】痛みの部位はどのあたりなのか、どんな痛みなのか、生理周期と合わせてチェックしましょう。

チェックしたい場所は

【鎖骨の下】ここはリンパ液の合流地点。ゴリゴリしていたら体液やエネルギー循環が悪化しているサインです。
【脇の下】はリンパ液が集中して滞りやすい部位。
【乳がんの好発部位】乳がんの発見は自分で触って気づくことが多いそうです。特に全体の半数以上を占める乳房の外側の上の方は念入りに、しこりがないか観察しましょう。


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