一般社団法人まちの保健室

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諦めないで!きちんとケアすれば、何歳になってもバストは変わります。

諦めないで!きちんとケアすれば、何歳になってもバストは変わります。



女性らしさ、母性の象徴でもあるおっぱい。大きさや形、色、痛みやかゆみなどの不快感まで悩みが尽きないバストはケアすることで改善が期待できます。10代からバストが悩みだったというメノポーズカウンセラー/セラピストの宮地一実さんにお話をうかがいました。

あなたのおっぱいはどんな状態ですか?目指せ「ふわふわおっぱい」

やわらかそうで豊かな胸のふくらみは、男性はもちろん、私たち女性も憧れてしまいます。どうしても見た目ばかりに気を取られがちですが、それよりも大切なことは中身です。

おっぱいは脂肪と乳腺とリンパ腺で構成されています。全身の血液やリンパ液が滞入りなく循環して、代謝が良く、女性ホルモンのバランスがとれていれば、おっぱいは温かくて、弾力があり、ふわふわとやわらかくなります。そうなると連動している子宮も同じように温かくしっとりふわふわになります。さらに、お肌も血色がよくつやつやに。「ふわふわおっぱい」が女性の美を作るといっても過言ではありません。

ふわふわおっぱいとは、揺れる、適度な張りがある、広がっていない、リンパ液の循環がいい、血色がいい状態。
この環境を作るのは、血液やリンパ液、ホルモンバランスであり、筋肉と脂肪の力です。おっぱいはセルフケアで何歳からでも整えることができます。


 

おっぱいと子宮はつながっています。セルフケアでトラブル防止

初経から閉経を迎えるまでの約40年間、女性は女性ホルモンとともにあります。

女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2つがあり、特にエストロゲンは、いわば“女性らしさ”を作るホルモン。乳房や生殖器の発達、自律神経、感情にも影響し、関節、胃腸、筋肉、脳、血管などに働きかけ、しなやかな弾力とふくよかな体を作ります。

現代女性は妊娠・出産回数が減ったことで月経の回数が増え、エストロゲンにさらされている期間が長く、分泌が過ぎると乳がんの発症リスクが高まります。閉経後は分泌量が激減し自律神経の乱れ、骨粗しょう症、更年期障害などを引き起こします。

ホルモンは血中を流れています。おっぱい周辺は血液とリンパ液=体液循環の重要ポイント。おっぱいの状態をよくすることで月経痛、乳がん、更年期障害、肌荒れなどのトラブルを予防し、ボディラインを整えます。

どの年代にも必要な「ふわふわおっぱい」になるためのセルフケア

バストのセルフケアは健やかな身体を作り、維持していくためのパスポート。年齢にかかわらず、あるいは出産経験のあるなしに関わらず、シニア世代まですべての女性に実践してほしい毎日の習慣です。また、見たり、マッサージしたりすることで微妙な変化に気づき、ご自身の体調管理にもつながります。

◎思春期…ブラジャーは胸が膨らみきってからがおすすめ。身体を冷やさないように。
◎成熟期…女性ホルモンの分泌が安定し、心も身体もより女性らしく成熟してきます。おっぱいとその周辺の血液やリンパ液の流れをよくすることで肩こりや頭痛、月経前症候群=PMSに起こりがちなおっぱいの張りや痛み、月経痛などのトラブル予防になります。
◎更年期以降…女性ホルモンの分泌が激減することでさまざまな体調の変化が起こってきます。太りやすくなるため、食事の質を見直し、量は2/3程度を心がけて。生活のリズム、特に睡眠を整え、冷たいものを取りすぎないことも大切です。



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