洗いすぎはNG!文字通りデリケートな場所なので、正しい洗い方で優しく接してください。
洗いすぎはNG!文字通りデリケートな場所なので、正しい洗い方で優しく接してください。
ボディとデリケートゾーンのソープは使い分けがベスト
ボディソープで全身を洗うついでに、デリケートゾーンを洗っていて、ひりひりしたり、しみたりするのを感じたことはありませんか?
デリケートゾーンは身体の中で一番経皮吸収率が高いと言われています。子宮に最も近い部分で女性にとって最も大切な場所にもかかわらず、ケアの方法や洗い方は、学校や家庭では教えてくれません。自己流の方がほとんどだと思います。
デリケートゾーンの大部分のトラブルは膣内のpH(ペーハー)状態に左右されています。
健康な膣内は酸性でpH 3.5~4.5といわれています。一方、皮脂汚れをきれいにするため作られている一般的なボディソープは弱アルカリ性のものがほとんどです。
アルカリ性のソープでデリケートゾーンを洗うと自分の持っている自浄菌を中和してしまうため炎症やにおい、かゆみなどのトラブルの原因に。洗うときはよく泡立てた弱酸性のソープで優しく素手でなで洗いをしましょう。ソープは合成界面活性剤、合成の添加物などが入っていない専用ソープがベターです。なお、膣内はpHバランスを保つため、中まで洗う必要はありません。
デリケートゾーンの気になる不快感は洗い方で改善できることがあります
デリケートゾーンは肛門が近く、常に細菌にさらされやすい場所。健やかに保つためには、入浴時の洗い方と保湿・マッサージが大切です。
重複しますが膣まわりは雑菌の繁殖を防ぐ良い菌も存在しており、洗いすぎはNGです。だからといって洗い方が足りないと垢がたまり臭いやかゆみの原因となり、感染症のリスクを高めることになります。
洗う時は、爪を立てたり、強くこすったりするのは禁物。おすすめの洗い方は、ソープをよく泡立てたら大陰唇といわれる大きなヒダ、小陰唇と呼ばれる小さなヒダに泡を指にのせて洗います。
次にそのひだを指で優しくつまんで持ち上げ、ヒダの裏側にたまりやすい恥垢(白いかすのようなもの)をしっかり丁寧に落としていきます。また、陰核(クリトリス)の部分も汚れがたまりやすいので優しく洗いましょう。肛門まわりも忘れずにヒダやヘアに付着している汚れを洗ってください。
VIO脱毛で将来のクオリティオブライフ(生活の質)を確保しましょう
フェミニンケアのためにアンダーヘアの脱毛もおすすめです。最近では、将来自分が介護されることに備えて脱毛をする方が増えています。元気なうちは想像できませんが、排泄介助をされる立場になった場合、アンダーヘアはない方が介助は圧倒的に楽です。
水着のラインである「Vライン」、陰部のまわり「Iライン」、肛門周りの「Oライン」があります。毛があることで蒸れやすく、皮脂や分泌物、排泄物がまとわりついて不衛生になり、匂いも出やすくなります。
VIOラインを処理すると、膣周りの観察がしやすい、お手入れが楽になる、かゆみや蒸れも軽減されるなどメリットもたくさん。白髪が混じると脱毛しきれない事もあるので早めに専門のクリニックやサロンに相談されるといいと思います。
教えてくれたウェルネスプロ
保健師
蔵多のり子さん
一般社団法人まちの保健室(神奈川県鎌倉市)代表理事
保健師、養護教諭1級、看護師 シニアメノポーズカウンセラー
HOY HAND ACADEMY 整体コース及びリクレクソロジー終了
バンコク ワットポー・タイ古式マッサージ取得
ティラヴィ アカデミー卒業 マザーズタッチセラピスト取得
音声心理士 日本抗加齢医学会会員
一般社団法人まちの保健室 公式ホームページ
https://mn-hokenshitsu.or.jp/